本記事のテーマ

・トッピングとは?
・なぜ大麻にトッピングするのか
・トッピングすることのメリット

トッピングは何故やるんだろう?
どうやってやるんだろう?

こういった悩みに出来るだけわかりやすい言葉で答えます。
自身はホームグロウでの経験を経て、アメリカの最先端大麻企業でプログロワーとして活動しています。

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結論

・トッピングとはトップ(先端)の芽をカットして、脇芽を成長させること
・トッピングすることで枝数を制限し、複数のコーラを作れるので収穫量増加に繋がります
・節が3~5つなったら最初のトッピングをしよう
LST、ロリポップ、SCroGなどのトレーニングと併用しましょう

それでは見ていきましょう!

この記事は大麻栽培が合法な地域にお住まいの方、または移住しようとされている方へ向けた内容になります。お住まいの地域の法律を確認してください。

①トッピングとは

主茎から頂点の成長点を切り取って、脇芽の成長を促すこと
日本語では摘心(てきしん)と言われます。

要するにトップ(先端)の芽を摘んで、それより下の芽、枝にバッズが実るように育てていくことです。

なぜトッピングをするのか

一般的に植物は「頂芽優勢」といって主茎の一番頂点の芽を優先的に成長させて、それより下の脇芽の成長を抑えようとする性質があります。
そのため自然に育てると主茎にバッズを集中させて脇芽のバッズは小さくなってしまいます。メインのコーラが1本の状態。
トッピングをすることで脇芽の成長を促してメインのコーラを複数作れてライト、スペースを効率良く活用でき収穫量の向上に効果的です。

コーラ:茎の先端の芽が密集した部分。主要なバッズができる部分

屋外であれば太陽が移動するのでプラント全体に光が届きます。しかし室内栽培だとライト位置が固定されているため、芽の高さを揃えることで全体へ均一に光を届けることができます。

フィミングとの違い

トッピング:節の間でカット
フィミング:頂点の芽をカット

することで複数のコーラを作り出します。

芽の先端75%をカット(フィミング)することで2~4本のメインコーラを作れる可能性がありますが、難易度が高く切る場所によってはうまくいかないこともあります。

トッピングをするメリット・デメリット

メリット・簡単にコーラの数を増やせる
高さを均一に揃えることでライト効率が上がる
他のトレーニング(LSTやロリポップ、SCroGなど)と組み合わることで収穫量の増加につながる
何度でも実行できる。ただしトッピングをするとストレスがかかり回復に時間がかかるので注意が必要
デメリット・切り口から病気や細菌に感染する可能性があります。消毒して清潔にしてください。
・ストレスがかかるので回復に時間が必要です。幼苗期や開花直前〜開花期はやめておきましょう

②やり方

やる時期・タイミング

節が3~5つになるまで成長してから
適宜、高さを揃える際に(開花1~2週前まで)

必要な道具

よく切れる鋭利なハサミ 消毒しましょう。

やり方

切るポイントを確認して消毒された鋭いハサミで、脇芽は傷つけないように主茎の節のすぐ上をカットします。
トッピング後は大きくストレスがかかるので数日間は様子をみましょう。
LSTと併用することでよりスペース有効活用できます。

開花前のトッピングアドバイス

・開花前(1~2週間)にトッピングをする場合は残す芽をしっかり選定してからカットしましょう。

・ある程度成長している芽を残すことで、スムーズに開花期に切り替えられてバッズがつきやすいコーラを複数育てることができます。

・全体の高さが揃うように意識しましょう。

注意点

・トッピングする時期が早すぎないようにしましょう。

苗などの幼い時期にやると回復できない場合があるので節が3~5つ以上あり、ある程度成長してから行いましょう。

・開花期に入ってからはやらない。

開花してから損傷すると回復する時間がないため効果的ではありません。

・頻繁にやりすぎない

トッピング後はストレスがかかるのでしっかり回復してからにしよう。最低でも1~2週間は空けましょう。

③組み合わせるトレーニング

LST

トッピング後にLSTをして中間以下の芽にも光が当たりやすくすることでバッズが付く場所(コーラ)を増やします。

ロリポップ

光が当たりづらい下部の芽、枝を取り除くことでメインのバッズの成長にエネルギーを効果的に使えるようにします。切りすぎには要注意。

SCroG

開花初期までにネットやスクリーンを設置して、芽が水平方向に広がるように誘引することでスペースを最大限に活用します。

マニホールド/メインライニング

トッピングとLSTを組み合わせたテクニックで、トッピング後細かく枝を制御することでスペース、エネルギーを効果的に使用できます。時間はかかります。

スーパークロッピング

高ストレストレーニングの一種で、背丈が高くなりすぎたプラントなどの茎をつまんで内部を損傷させて折ることで全体の高さを揃えます。回復に時間がかかりますが、正しく高ストレスを与えることで収穫量、品質共に向上することもあります。

各トレーニングのまとめ記事はこちら
おいおい詳細の記事も書いていきます😅

◎結論

・トッピングすることで複数のコーラを作って収穫量増加に繋がります

植物の持っているエネルギーを効果的に分散できるよう意識しましょう。

・枝数を制限することで管理しやすくなる

経験上、メインコーラを6~12本くらいになるよう管理すると育てやすいです。

・節が3~5つなったらトッピングをしよう

幼苗期や開花直前、開花期中はやめておきましょう。

・LST、ロリポップ、SCroGなどのトレーニングと併用しよう

複数のトレーニングを組み合わせてエネルギー、スペースを効果的に使えるようにすることで収穫量、質ともに向上していきます。
“いつどんなトレーニングをした”などデータを残すことで次回以降のグロウにも活用できます。

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